これからボーカリストを目指そうという方にとって、どんな曲で練習すればよいかは大きな悩みの種なのではないでしょうか。
自分の好きな歌で練習したとしても、それが本当にボーカル力向上につながるかはわかりません。難しい曲がいいのか、簡単な曲から始めるのがいいのか、右も左もわからない状態では、いつまでたっても上達はできないでしょう。
そこで今回は、ボーカル初心者がボイトレの練習曲を選ぶ方法やポイントをお伝えします。
ボイトレ練習曲を選ぶポイント-1-練習の目的を明確にする
ひと口にボーカルの練習といっても、その目的はさまざまです。「発声を鍛えたい」「フェイクやウイスパーボイスなどのテクニックを鍛えたい」「リズムやピッチを鍛えたい」などによっても、選ぶ曲は異なります。
たとえば、リズムやピッチを鍛えたい場合、初心者であればできるだけリズムが単調な曲がおすすめです。途中で転調したり、ピッチが変わったりするような曲は初心者には難しく練習曲としては不向きといえます。
ボイトレ練習曲を選ぶポイント-2-今の自分に合った曲を選ぶ
今の自分に合った曲とは、音域、テンポなどを無理なく歌える曲です。リズムと同様に、音域が広い曲は初心者には向いていません。
もちろん、初心者であっても3オクターブ、4オクターブ出るという方もいらっしゃいますが、最初は1オクターブ内で収まっていて、自分の音域に合った曲を選びましょう。
自分に合った音域を知る方法については「ボーカルが自分に合ったキーを知る方法とは？」をご覧ください。
また、テンポはバラード調のゆったりとした曲がおすすめです。しっかりとした発声が身についていない状態でテンポの速い曲を選択すると、発声が追い付かず練習にならなくなってしまいます。
発声を上達させるための練習方法については「さまざまなボーカルテクニックを習得するために 欠かせない発声練習方法」をご覧ください。
自分に最適な練習曲を見つけ、ボーカル力を上達させよう
ボーカル初心者がボイトレ練習曲を選ぶ方法の一つとして、自分の好きな曲を選ぶのは決して間違いではありません。好みではない曲を歌い続けていると練習が嫌になってしまう可能性もあるからです。
自分の好きな曲の中から、今の自分に合った曲を探してみましょう。その方が練習意欲も湧きますし、上達も早まります。目的を明確にし、自分の好きな曲の中から、自分に合った曲を選ぶのが、ボイトレ練習曲選択のポイントといえるでしょう。
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