さまざまなボーカルテクニックを習得するために 欠かせない発声練習方法

歌が上手くなりたい、さまざまなテクニックを身に付けたいというのは、ボーカリストであれば誰もが考えることではないでしょうか。しかし、基本ができていないのにテクニックだけを学んでも自分のものとして、声を自在に操ることは難しいでしょう。まずは基本をしっかりと練習し、正しい発声を学ぶ必要があります。そこで今回は、正しい発声を身に付けるための練習方法をお伝えします。

 

正しい発声を身に付けることで得られる効果とは?

正しい発声を身に付ければ、単純に歌が上手くなるだけではありません。具体的には、次のような効果が得られるようになります。

 

・音域が広がり声量が上がる

正しい発声方法を身に付ければ、今よりも音域が広がり、声量も上がります。

 

・聞き取りやすい声が出せるようになる

声がこもってしまう、かすれてしまうといったことがなくなり、誰の耳でも聞き取りやすい声が出せるようになります。

 

・喉を傷めない歌い方をマスターできるようになる

ボーカリストにつきものである、喉の傷みを抑える歌い方が身に付きます。

 

基本的な発声練習方法

正しい発声方法を得るのにまず重要なのが正しい姿勢です。胸を張り過ぎず、猫背にならず、リラックスした状態で首や肩に無駄な力が入らないようにします。

 

次に重要なポイントは腹式呼吸です。腹部の筋肉を使い、横隔膜を上下に動かし呼吸をする方法で、これにより喉に無駄な力が入るのを防げ、リラックスした状態で歌えるようになります。

 

正しい姿勢で腹式呼吸をマスターしたら、発声練習を開始します。基本は、唇を閉じた状態で唇を震わせながら空気を出す「リップロール」。息を完全に吐き出すまで、同じ音量、音程、強さで出し続ける「ロングトーン」。ピアノを使い、音階を正しい音程で半音ずつ上げながら歌う「音階発声」。この3つを繰り返し行います。

 

ボーカル力上達のポイントは練習前の発声練習を欠かさないこと

発声は正しい方法を覚えればそれでOKというわけではありません。さまざまなテクニックを習得するうえで、常に意識しなければならないもののため、練習時には必ず最初に発声練習を行うようにするのが重要です。

 

正しい発声練習は野球でいえばキャッチボールであり、サッカーでいえばパスのようなものです。本格的な練習をする前にウォーミングアップとして行うのと同じ効果を発揮します。運動前のウォーミングアップに怪我防止効果があるとすれば、ボーカルの発声練習は喉を傷めない効果があります。そうした意味でも、練習前には必ず正しい発声練習を行うようにしましょう。

 

ボイストレーニング・ボーカルレッスン【SEAL MUSIC SCHOOL】

・TEL:046-296-0186

・MAIL:お問い合わせ

・本厚木校:神奈川県厚木市中町1-7-24 森久保中町ビル

・町田校:東京都町田市中町1丁目18−15 クローヴビル3F