自宅でボーカルレコーディングをするためのコツを解説

最近では宅録という言葉も定着し、自宅でも気軽に楽曲制作、録音作業ができるようになりました。そんな中で、ギターやベース、ドラムのレコーディングは上手くいくのに、ボーカルのレコーディングだと納得した出来にならないといった方はいらっしゃるのではないでしょうか? 

 

そこで今回は、自宅でのボーカルレコーディングで綺麗な音で録音する方法をお伝えします。

 

ボーカルマイクはマイクスタンドに設置する

ボーカルレコーディングをする際に、椅子に座ったまま歌う方もいらっしゃいますが、マイクスタンドを用意して立って歌うことをおすすめします。マイクスタンドは、アームの角度や長さ調節ができてマイクを最適な位置に固定できるブームスタンドが使いやすいです。

 

マイクスタンドの設置で注意するポイントは、不注意で転倒しないようにすることです。そのためには、三脚のうち1本は必ず自分に向けて設置し、ブーム(マイクスタンド本体に吊り下げられたマイクホルダーが付いた部分)を短めに設定しましょう。ブームを伸ばし過ぎると安定感がなくなり、転倒しやすくなります。

 

一方でマイクスタンドの軸になる部分は必ず最後まで伸ばし、しっかりとネジで固定しましょう。マイクと口の位置は、10cm離した状態から最適な距離を見つけてください。

 

なお、自宅で録音に使用するマイクは、ダイナミックマイクがおすすめです。ダイナミックマイクについて詳しくは、「ボーカルマイクの選び方 ボーカルマイクの種類を知ろう」をご覧ください。

 

ノイズを拾わないために必要な機材を揃える

スタジオとは異なり、自宅は防音設備が整っていないため、多くのノイズを拾ってしまいます。綺麗な音で録音するには、ノイズはできるだけ抑えなければなりません。そこで、ノイズを抑えるのに欠かせない機材を紹介します。

 

・ポップガード

主に丸型の網状になっていて、マイクと人の間に設置するものです。ポップノイズ(息漏れ音)を抑える効果があります。特にコンデンサーマイクを使う場合は、必須なアイテムです。マイクから指2~3本分離して設置しましょう。価格は、1,500~5,000円台が中心です。

 

・リフレクションフィルター

歌う人から見て、マイクの奥に設置するもので、音の反響を抑えるために使います。形状は、凹凸のスポンジが貼られた長方形で、マイクに入る部屋の残響音を抑えます。

 

注意点としては、マイクのすぐ近くに設置する必要があるため、ブームスタンドを使う場合は、ブームを外し、ストレートスタンドの状態で使ってください。価格は、4,000円台から高いものは30,000円を超えるものもあります。

 

レコーディングは無理をせずに

レコーディングは、こだわればこだわるほど時間もかかります。思ったように録音できない時は、無理をせずに改めて別の日にやり直しましょう。

 

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