歌をしっかりと届けるためのマイクの持ち方とは?

歌を学ぶというと、高音の出し方、正しい音程の取り方など、歌い方について学ぶものというイメージが強いと思います。もちろん、歌い方を学ぶのは重要であることに間違いありませんが、プロのボーカリストを目指すのであれば、正しいマイクの持ち方を学ぶことも忘れてはなりません。マイクの持ち方は、聞き手に自分の声をしっかりと届けるうえで重要なポイントの1つです。

そこで今回はマイクの正しい持ち方についてご紹介します。

 

正しいマイクの持ち方の第一歩はマイクの性質を知ること

マイクの持ち方ひとつで聞き手への歌の伝わり方は大きく変わります。マイクの正しい持ち方を知ることは重要なことといえますが、その前にマイクには大きく分けて3つの性質があることを理解する必要があります。

 

マイクには音を集めやすい方向を示す指向性というものがあります。1つ目は特定の方向からの音をとらえることを得意とする「単一指向性」。2つ目はすべての方向から均等に音をとらえる「無指向性」。そして3つ目が前と後ろの2方向からの音をとらえる「双指向性」です。

 

一般的に、歌手が使うマイクは単一指向性のマイクです。このマイクであれば、バンドの音が大きくても、それに負けずにボーカルの声だけをピンポイントでとらえることができるからです。

 

しっかりと声を届けるためのマイクの持ち方

では、どうマイクを持てば聞き手にしっかりと声を届けることができるのでしょうか。

まず、絶対に避けるべきことは、マイクの金属部分、いわゆるマイクグリルを握らないことです。ここを握ってしまうとハウリングが起きやすくなり、不快な音が出てしまうので気を付けなくてはなりません。

 

もう1つのポイントは、マイクを持つ角度と口からの距離です。単一指向性のマイクでしっかりと歌声を届けるには、口からの距離は5mmぐらい、角度は口とマイクをできるだけ水平に保つようにするのがポイントです。マイクが口から離れすぎてしまう、もしくは角度が水平でなくなってしまうと、マイクが歌声をしっかりととらえにくくなってしまいます。

 

歌手を目指すならマイクの持ち方も正しく学ぼう

マイクの使い方一つで声の届き方は大きく変わります。マイクの持ち方を意識することで、より聞き手に伝わる歌を歌えるようになります。プロのボーカリストを目指すのであれば、マイクの持ち方も正しく学び、しっかりと歌を届けられるボーカリストになりましょう。

 

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