息切れせずに歌える体力をつけるポイントを解説

カラオケでは何曲も歌えるからバンドでも大丈夫だろう。初めてバンドのボーカルになる方の多くはそうした勘違いをしてしまいがちです。ジャンルにもよるものの、バンドで歌ってみたら2曲目ですでに息切れしてしまうケースは決して珍しくありません。

今回は、バンドボーカルで息切れせずに歌える体力をつけるためのポイントをお伝えします。

 

カラオケは問題ないのにバンドボーカルではすぐに息切れする理由

カラオケでは何曲歌っても声も枯れなければ息切れもしないのに、なぜバンドボーカルではすぐに息切れ状態になるのでしょうか。その理由は演奏の音量にあります。

 

カラオケは、演奏の音量をつまみ一つで大きくも小さくもできます。そのため、ボーカルが無理に大きな声を出す必要もありません。しかし、バンドの場合、ギター、ドラム、ベースの音は想像以上に大きく、音に負けまいと大きな声を出してしまい、すぐに息が切れてしまうのです。

 

すぐに声が枯れないように喉を鍛えることも重要ですが、同時に何曲歌っても息切れしない体力をつける必要もあります。

 

バンドボーカルに必要なのは持久力と腹斜筋

バンドボーカルに必要なのは、持久力と腹斜筋です。持久力を鍛えるにはランニングや水泳、サイクリングなどの有酸素運動が高い効果を発揮します。時間がない方は自宅の階段を使った踏み台昇降やプランクもよいでしょう。基本的には隙間時間を使うなどして毎日継続してやることが重要です。

 

腹斜筋とは、脇腹周辺にある筋肉で、体を横に曲げる、ひねるといった時に使います。ボーカルで息切れしないようにするには、腹式呼吸を覚えることも重要です。そのためには腹筋でお腹の中心部分を鍛えるのではなく、脇腹部分を鍛えなくてはなりません。

 

腹斜筋を鍛える主な方法は、腹筋して体を起こした際に両側にひねるツイスティング・シットアップ、仰向けで両足を90度の高さに上げ、左右に倒しては戻すというのを繰り返すリバース・トランク・ツイストなどが効果的です。

 

適切なトレーニングで体力をつけ、何曲歌っても息切れしないボーカルを目指そう

バンドボーカルは想像以上に体力を使います。喉が持てば問題ないと思われるかもしれませんが、喉が持っても体力が続かなければ、ライブステージを全うすることはできないでしょう。

 

効率的に体力をつけるには、今回ご紹介したように持久力と腹斜筋の強化がポイントです。どちらも隙間時間を使って家でもできるトレーニングなので、ぜひ実践して自信を持ってライブに臨めるようにしましょう。

 

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