ミュージシャンのライブを裏で支える職業、ローディーとは?

ひと昔前であれば、プロを目指す若者がプロミュージシャンのツアーやレコーディングに付き添い、楽器の搬入からセッティング、チューニングなどを行うことは珍しくありませんでした。しかし、現在ではそうしたケースもありはしますが、一般的にはそれ自体がプロの仕事として成り立つようにもなっています。そこで、今回はライブやレコーディングを裏で支える職業であるローディーについて、具体的な仕事内容やなり方などをお伝えします。

 

ローディーの仕事内容は?

ひと口にローディーの仕事といっても、誰のローディーになるかによって大きく異なりますが、ここではライブ時の一般的なローディーの仕事内容を紹介します。

 

  1. ライブで使用する楽器の手配、管理
  2. ライブ当日、会場への楽器の運搬、セッティング
  3. 楽器のチューニング、音出し、メンテナンス
  4. ライブ中、楽器にトラブルが起きた際の対応
  5. ライブ終了後、楽器の撤収

 

このようにライブ当日前より準備を始め、当日は朝から晩までライブ現場でさまざまな仕事をこなしていきます。場合によっては搬入の際、トラックの運転をすることも珍しくありません。

 

ローディーになるために必要なこと

ローディーになるためにもっとも必要なのは、楽器を扱う技術です。テクニックを求められるわけではありませんが、ミュージシャンが求める音を忠実にセッティングできなければ、務まらないため、確かな耳を持っていることが求められます。

 

なり方としては、音楽系の大学、専門学校を出るのが近道ですが、それ以外にもツアーマネジメント会社の募集に応募する。また、ミュージシャン自らがローディーを募集することもあるので、好きなミュージシャンのSNSや所属事務所のWEBサイトのチェックも欠かさず行うことをおすすめします。

 

ライブの現場で重要な役割を果たすローディー

ライブでは照明、演出、ミキサーなど重要な業務は少なくありません。しかし、そのなかでも、ミュージシャンが思い通りの音を出せるようにセッティングをするローディーの仕事は非常に重要だといえるでしょう。

 

冒頭でも触れたように現在では、一つの職業として、最初からローディーを目指すのが一般的になりつつあります。ですが、現場でさまざまな体験ができるローディーになることは、これからプロのミュージシャン、ボーカリストを目指しているかたにとって、貴重な時間となることは間違いありません。今までにないジャンルのギタリストやボーカリストになるきっかけともなるでしょう。

 

また、常にプロのミュージシャン、ボーカリストのそばにいれば、そこから新たなチャンスが生まれる可能性もあります。そうした意味で、ミュージシャン、ボーカリストになるための一つの通過点として、ローディーを目指してみてはいかがでしょう。

 

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