普段あまり使わなくなったアコースティックギターを保管する方法とは?

ギターに夢中になると1本、2本と新しいギターを購入される方は多いのではないでしょうか。雑誌で見て気に入った、店頭で一目ぼれしたなど、理由はさまざまです。気がついたら家に3本以上ギターがあるといったことも。そこで問題となるのが日常的に使わなくなったギターの保管です。今回は、特にアコースティックギターについて、劣化させず大切に保管するための方法をお伝えします。

 

ギターの保管で重要となるのは温度と湿度管理

アコースティックギターに限らず、ギターのボディは基本的に木製です。そのため、あまり使わなくなったギターをそのまま放置していると、乾燥して塗装や接着面が割れてしまいます。逆に湿度が高すぎるとカビが生えたり、ネック部分が反ってしまったりと、どちらにしてもギターにはよくありません。

 

ギターの保管でもっとも大切なポイントは、できるだけ寒暖差を少なくすることです。温度は人が快適に過ごせる20度~25度程度、湿度は50%を保つようにします。特に湿度は重要なので、ギターケースに湿度調整材を入れて湿度管理をするのがおすすめです。

 

使わないギターはケースにしまっておくべき? 弦は張りっぱなしで大丈夫?

上述したように使わないギターは、基本的にはケースに入れたほうが湿度を一定に保ちやすくなります。ただし、複数のギターを保管する際、上に重ねておかないようにしてください。必ずギターが横に立った状態になるよう保管しましょう。

 

ギターの保管でもう一つの問題は、弦を張ったままでよいかどうかです。使わないギターの弦は外したほうがよいのではと思われるかもしれません。しかし、完全に外す、もしくは緩めすぎてしまうとネックが逆反りしてしまうリスクがあるため、半音緩めるぐらいの状態にしておくとよいでしょう。

 

正しい保管方法でいつまでも美しい音色を保ちましょう

どのギターも気に入って購入したものなので、最初のうちは均一に使っていこうと思われるかもしれません。しかし、ほとんどの場合、日が経つにつれ普段使うギターが固定化し、それ以外のギターはなかなか日の目を浴びなくなってしまいます。

 

ただ、普段使わないギターはしっかりとした方法で保管しておかないと、いざ弾こうと思ったらネックが反っていたり、塗装や接着面が割れていたりといったことにもなりかねません。気に入って購入したギターをいつまでも大切に弾くためにも、正しい方法で保管しておきましょう。

 

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