バラードをかっこよく歌うための3つのポイントを解説

アップテンポの曲よりもスローテンポのバラードのほうが歌うのが簡単と思われるかもしれません。しかし、実際にはバラードのほうが歌いこなすのは困難です。そこで今回は、バラードをかっこよく歌うために欠かせない3つのポイントを解説します。カラオケでバラードを歌いたい、バンドやソロでバラードをしっとりと聞かせたいといった方はぜひ、参考にしてください。

 

バラードをかっこよく歌うための3つのポイント-1-リズムをキープする

多くの方は、アップテンポの曲よりもスローテンポの曲のほうがリズムを外しにくいと思うのではないでしょうか? 実際にはスローテンポのほうがリズムキープは困難です。

 

アップテンポの曲は、楽器の音量が大きいケースも多く、実はリズムが多少ズレてもそれほど目立ちません。

 

しかしバラードの楽曲は、特にサビになるまではピアノだけ、ギターだけといったケースも多く、ベースになる音が少ないためリズムが取りにくいのです。また、アップテンポの曲よりも音量も小さいことから、ちょっとリズムがズレただけでも非常に目立ちます。

 

そのため、バラードを歌う際には手や足でリズムを取りながら何度も聞いて体にリズムを覚えさせるようにすることが重要です。

 

バラードをかっこよく歌うための3つのポイント-2-抑揚を意識する

アップテンポの曲は勢いで歌いきることでかっこよく聴こえますが、バラードは勢いだけでは歌いきれません。そのため、勢いで歌おうとすると抑揚のない一本調子な歌い方になってしまい、カッコ悪いだけではなく下手に聞こえてしまうでしょう。

 

抑揚をつけて歌う際のポイントは、母音はしっかりと声に出すこと、フェードインとフェードアウトを使い分けることです。伸ばす部分の母音を強めに歌う、歌い出しは静かに入り、少しずつ声を上げ、また少しずつ下げていく。これをワンフレーズのなかで意識するようにするとかっこよく歌えるようになります。

 

バラードをかっこよく歌うための3つのポイント-3-感情を込め過ぎない

バラードは感情を込めて歌うことが重要であると思われるかもしれません。確かに感情豊かに歌うことも必要ですが、あまり感情を込め過ぎると聞いているほうが疲れてしまいます。一人で歌の世界に入り込んでしまったように見えてしまい、聞くほうは気持ちが離れてしまうのです。

 

抑揚と同じで、込める部分と淡々と歌う部分を上手く使い分けるようにすると、歌の世界をしっかりと聞き手に伝えつつかっこよく歌えるようになるでしょう。

 

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