ラップの入った歌を上手に歌う方法-1-ラップ特有の言葉・用語を理解しよう

アイドルやロックバンドなど、これまでラップとは異なるタイプの曲を歌う人たちの楽曲にラップが取り入れられるケースも増えています。また、ラップバトルの番組が人気となり、自分でもラップをやってみたいと思う方も増えているのではないでしょうか? 

 

そこで今回は、ラップの入った歌を上手く歌えるための第一歩として、ラップ特有の言葉、用語の解説をします。

 

ラップとは?

ラップの起源はアフリカで生まれた音楽スタイルですが、現在のスタイルになったのは1970年代のニューヨークといわれています。黒人文化の一つで、ビートに社会的な主張を盛り込んだ言葉を乗せて歌うのが一般的です。

 

音楽スタイルの一つではあるものの、ラップにはラップ特有の言葉や用語があります。一般的な音楽ではあまり使われることもないため、意味がわからずに敬遠されている方もいらっしゃるかもしれません。スムーズにラップの世界に入り込むにはまず、この特有の言葉・用語を覚えましょう。

 

ラップで使われる主な言葉・用語

では、ラップで使われる主な言葉・用語について解説します。

 

  • リリック

リリックとは、歌詞のことを指す言葉です。作詞家、リリックをつくる人を「リリシスト」と呼びます。

 

  • ライム

ライムとは、韻を踏むことを指す言葉で、いわゆるリリックのテクニックの一つであり、ラップのルールの一つです。

 

韻を踏むとは、言葉の母音を合わせるということで、たとえば、「触れる」と「揺れる」は「Fureru」「Yureru」で母音が一緒のため、韻を踏んでいます。

 

リリックのなかで適切に韻を踏むことで、ラップ特有のリズムが生まれ、それこそがラップの大きな魅力です。

 

  • フロウ

フロウとは、歌い方やリリックの言い回しなどを表す言葉です。語りかけるようなフロウや独特なリズムで歌うフロウなど、その種類は多様ですが、リズムに上手く乗っていることが重要であり、正しいルールはありません。

 

  • バース

バースとは、通常の歌でいうAメロ、Bメロのことです。また、サビのことはフックといいます。たとえば、通常の歌で「Aメロ・Bメロ・サビ」といった流れの場合、ラップでは、「1バース・フック」です。

 

  • パンチライン

パンチラインとは、リリックのなかでもっとも印象に残るフレーズです。通常の歌であれば、サビのもっとも盛り上がる部分で使われる歌詞に相当します。

 

ラップ特有の言葉・用語を理解してラップの魅力を知ろう

専門用語ばかりを使われてしまうと、興味をなくしてしまいがちですが、今回紹介したようにそれほど難しい言葉・意味なわけではありません。基本的な用語さえ覚えれば後はいかに上手く使うかですので、しっかりと覚えてラップを楽しみましょう。

 

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