お笑い芸人にボイストレーニングが必要な理由と効果的なトレーニング方法

面白いネタがあるのに、なぜか観客にウケないと感じる場合、その原因はもしかすると「声」にあるのかもしれません。滑舌が悪くて聞き取りにくい、声が小さくて会場に響かないなど、ネタの内容と同じくらい声の出し方も重要です。

 

本記事では、お笑い芸人にとってなぜボイストレーニングが必要なのか、そして今日からすぐに始められる具体的な練習法をお伝えします。

 

なぜ、お笑い芸人にボイストレーニングが必要なのか?

ボイストレーニングの重要性は、お笑い芸人としての表現力を高めるために把握しておきたいポイントといえます。特に重要なのは、「滑舌の改善」と「声のコントロール」の2点です。

 

滑舌を良くし、ネタをクリアに伝える

滑舌が悪いと、どんなに面白いネタでも観客にきちんと伝わりません。滑舌が良くなればネタがスムーズに聞き取れるようになり、観客がストレスなく話に集中しやすくなります。ネタの内容がダイレクトに伝わることで、笑いも生まれやすくなるでしょう。

 

声の強弱で感情を豊かに表現し、ネタにメリハリをつける

ツッコミのキレやボケのゆるさなど、声の強弱やトーンを使い分けることで、ネタに抑揚が生まれます。また、感情をより豊かに表現できるようになり、観客がさらに感情移入しやすくなる効果も期待できます。声の表現力を高めることは、ネタに深みを持たせるうえで大切な要素です。

 

お笑い芸人に必要なボイストレーニング方法

プロのボイストレーナーが指導するような本格的な練習だけでなく、自宅で手軽にできるトレーニング方法もあります。ここでは、代表的な2つの練習方法を紹介します。

 

1.「あえいうえおあお」発声練習

日本語の母音を一つひとつ丁寧に発音する練習は、口の周りの筋肉を鍛えられるうえ、滑舌の向上にも役立ちます。ポイントは、ゆっくりと、それぞれの母音を意識しながら発音することです。日々の積み重ねが、はっきりと聞き取りやすい声につながります。

 

2.腹式呼吸

お腹から声を出す腹式呼吸は、声量をアップさせるだけでなく、長時間のパフォーマンスでも声が疲れにくい体をつくるのに効果的です。鼻から息を吸い込み、お腹を膨らませ、口からゆっくりと息を吐き出す練習を繰り返しましょう。安定した声量で話せるようになるため、会場の隅々まで声を届けたい場合にも有効な練習方法です。

 

独学では難しいと感じたらボーカルスクールでのレッスンがおすすめ

お笑い芸人にとってお笑いのセンスが重要なのは間違いありません。しかし、そのセンスを生かし、お客さんに笑ってもらうには、何を話しているのかをしっかりと聞き取ってもらえるように話すことも重要です。

 

「毎日練習しているけれど、本当に効果が出ているのか分からない」「自分の発声の癖を直したいけれど、どうすればいいのか分からない」と感じるかもしれません。独学でのトレーニングには限界があるといえます。また、自己流の練習では、誤った発声方法を身につけてしまうリスクもあるでしょう。

 

本格的にボイストレーニングをしたい場合は、ボーカルスクールの利用を検討してみてください。

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